研究員のつれづれコラム：日本がニウエを国家として承認

統計の収集や分析の過程で、研究員が気付いたこと、気になることを書いていくコーナーです。

2015年5月、ついに島国ニウエを日本も国家として承認しました。

バチカン市国並みに人口が少ないため、本サイトでも人口1千人あたりの歯科医師数など人口比のランキングで圧倒的勝利を獲得しています。主要産業である観光の不振もあって人口の減少が止まらず、保護動物パンダの個体数(約1,600)をも下回りました。

ところで、ウィキペディアの日本語ページによると、『飲酒運転が違法ではない国』と書いてあり、ネット上の日本語ページには、これと同じ情報が拡散しています。

しかし、ウィキペディアの英語ページをはじめ、英語ではニウエでの飲酒運転(drunk driving)は合法というような情報が全く見つかりません。

それどころか、世界保健機関(WHO)の情報では、ニウエには飲酒運転に関する国の法律(national drink-driving law)が存在し、血中アルコール濃度上限(BAC limit)は0.08%に設定されているとのことです(WHOの標準化調査、ニウエ政府の調査回答)。

実際、2011年には飲酒運転を原因とする交通事故が報告されています(ニウエの交通事故に占める飲酒率)。

飲酒運転の取り締りや罰則がないことと、飲酒運転が違法でないことは全く別の話なので、真偽のほどを確認したいと思っております。ご存じの方はぜひご連絡ください。

WHOの情報が100%信用できれば問題ないのですが…。その話は、また別の機会に。

人口1千人あたりの歯科医師数 TOP10
順位	国または地域	人口1千人あたりの 歯科医師数		偏差値	評価
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1	ニウエ	4.000人		130.6	S
2	レバノン	1.470人		74.5	S
3	カナダ	1.262人		69.8	A
4	ブラジル	1.180人		68.0	A
5	キューバ	1.067人		65.5	A
6	クック諸島	1.056人		65.3	A
7	モナコ	1.044人		65.0	A
8	コロンビア	0.917人		62.2	A
9	ヨルダン	0.898人		61.8	A
10	ブルガリア	0.897人		61.7	A

交通事故に占める飲酒率 TOP10
順位	国または地域	交通事故に占める飲酒率		偏差値	評価
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1	パラオ	100%		85.2	E
1	クック諸島	100%		85.2	E
1	ニウエ	100%		85.2	E
4	キリバス	67%		70.2	E
5	リトアニア	63%		68.4	D
6	グアテマラ	61%		67.5	D
7	赤道ギニア	60%		67.0	D
7	パラグアイ	60%		67.0	D
9	キルギス	59%		66.6	D
10	南アフリカ	55%		64.7	D

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