世界・イスラム国の外国人戦闘員出身国ランキング

世界50の国と地域を対象としたイスラム国の外国人戦闘員出身国についてのランキングです。

世界を震撼させるイスラム国には、2014年末の時点で2万人を超える外国人戦闘員が参加している―。邦人の人質がイスラム国に殺害されたことを受け、日本のマスコミでもこんな記事が紹介されました。

数字としては米メディアのワシントンポストのデータが紹介されているケースが多いようですが、これはICSRというイギリスの独立研究機関の情報を主に引用したものです。このランキングでも、ワシントンポストと同様に、ICSRの数字を使用しています。

情報源のICSRでは、シリア・イラクの紛争地域のスンニ派軍事組織に参加している外国人戦闘員の数を、最大～最小までの幅をもって見積もっています。ワシントンポストでは、これがそのままイスラム国の外国人戦闘員ということになっており、さらに見積もりの最大値のみが使用されています。このランキングも同様の扱いとしました。

ワシントンポストによると、他にも日本、バングラデシュ、チリ、コートジボワール、マレーシア、モルディブ、ニュージーランド、フィリピン、セネガル、シンガポール、トリニダード・トバゴからも少数の参加者の報告があるとのことです。なお、この記述はICSRにはありません。

ランキングの1位はチュニジアの3,000人、2位はサウジアラビアの2,500人、3位はロシアの1,500人です。

ランキングの最下位はニュージーランドの6人です。

このランキングには、ランキングマップがあります。偏差値にしたがって地図上の地域を色分けすることで、ひと目でイスラム国の外国人戦闘員出身国の状況が分かるようになっています。